通報・相談の仕方

マンションの騒音で警察に2回通報した実体験|110番通報の効果と、警察官がしてくれること・できないこと

こんにちは!マンションの騒音トラブルを民事調停で解決し、慰謝料を得た経験のあるarawaです。

今回は、マンションの騒音で警察に2回通報した実体験をお話しします。

騒音で困っているけれど110番する勇気が出ない方や、「警察に通報したところで意味あるの?」と疑問に思っている方に向けて書いていますので、ぜひ参考にしてください。

隣の部屋の騒音がひどくて警察に通報した(1回目)

騒音が始まってから最初に警察に通報したのは、2ヶ月経っても毎日騒音が続いていたときでした。

毎日23時を過ぎても「ダンダンダンダンダン」「バンッ」などの謎の音が続いて全く眠れなかったので、ついに警察に通報することに決めました。

110番は命に関わるような一大事の時にしか使うべきではないと思っていたのですが、その時は残念ながら#9110(緊急性はないが相談したい時に使うダイヤル)の受付時間を過ぎていました。

そのため「大事な110番の回線を使ってしまい、本当に申し訳ありません」と思いながら通報しました。

最初に「事件ですか?事故ですか?」と聞かれましたが、僕は「情報です」と答えました。
(どちらにも当てはまらないときは「情報です」と答えていいとどこかで習った記憶がありました)

マンションに住んでいるのですが、隣の部屋からの騒音が眠れないほどひどく、心配になってご連絡しました。

このように伝えると、自分の住所と部屋番号、相手の住所と部屋番号、どんな音が聞こえるかなどを聞かれます。

暴力や事件性が疑われる場合は「女性の叫び声が聞こえます」「痛い!やめて!という声が聞こえます」など、詳細を伝えた方がいいと思います。

詳細を伝えると、警察が直接相手の部屋に訪問して状況を確認してくれます。

このとき、「あなたの隣の部屋の方から苦情がありまして〜」と相手に伝えられることはないので安心しました。

警察の方からも「隣の部屋ですし、匿名での通報ということにした方がいいですよね」と言って配慮してくれました。
※ただし、あとから警察がどんな対応をしたかを報告したり、何かあった時に協力できるようにするために、名前・住所・連絡先は聞かれました。

通報の後は隣の部屋に警察が来て注意していただき、その日の夜は騒音が一切なくなりました。

警察が来たとなれば、さすがに収まるだろう….と思っていましたが、この考えは甘かったです。

隣の部屋の騒音がひどくて警察に通報した(2回目)

1回目の通報の次の日からまた騒音がはじまり、別の住人が苦情を出しても何も変わらず、さらにその後1週間経っても全く改善されませんでした。

また夜間まで同様の騒音が何度も続いて眠れない日々が続いたので、我慢の限界だった日に2回目の通報をしました。

通報の流れは前回と同じで、通報直後(当日)は騒音が一切なくなりました。

しかし、また翌日から騒音が続きます…

騒音トラブルについて警察署の生活相談室に相談した

何かしらの生活相談は受け付けていると思い、次は「警察署」に行きました。

完全にノーアポで行きましたが、警察署に入ると受付の人に「今日はどのようなご用件でしょうか?」と聞かれたので、「近所の騒音トラブルでご相談させて頂きたく参りました」と伝えると、生活相談窓口まで案内してくださいました。

自分の場合は、警察OBの方が30分ぐらい非常に丁寧に相談に乗ってくださり、ネットでは得られなかった情報も得ることができたので、非常に有意義な時間となりました。
(相談の時間制限について説明がなかったので、順番を待っている人がいなければ完全に話し終わるまで相談に乗ってくれる、という感じでした)

ここで得られたアドバイスは、自分にとって有意義なものでした。

・紛争解決センター(ADR)も使ってみては?
「都道府県名/市町村区名 紛争解決センター」で検索

・弁護士に相談するのもアリだが、現実的ではない
お金を取れない案件は断られやすいのと、大金が飛んでいくので、あまりおすすめできない

・若い人でも、騒音に無頓着な人が多い
昔は2階建ての一軒家などで育つ人が多かったが、今は集合住宅で育つ人も増えてきている。
そうすると「2階でお兄ちゃんが勉強しているから静かにしよう」や「お母さんが寝ているから階段を静かに上ろう」など、特に上下階に対する日常的な配慮を教育しづらくなってしまう。
そういう人がそのまま結婚したりして集合住宅に住むと、周りに配慮しないまま住んでしまうので、騒音トラブルになりやすい。

特に、紛争解決センター(ADR)については全く知らなかったので、解決のための選択肢が増えてとてもありがたかったです。

実際にADRにも相談してみたのですが、こちらについては下記の「騒音体験記・終盤」にすべて書いています。

マンションの騒音問題では暴力が疑われるときも通報してOK

ちなみに僕が騒音被害に遭う前に住んでいたアパートで、下の階のカップルが夜中0時に暴力沙汰のケンカをしていたため警察に通報したことがありました。

この時は「痛い!」「やめて!」などの叫び声が聞こえたのでさすがにヤバいと思い通報しましたが(他の住人も通報していたようです)、その時に警察の方に言われたのが、こちらです。

「もしすごい物音がするとかアパートの騒音に困ったら、遠慮なく110番していいですからね。」

「うるさい」というだけで110番というのは流石に気が引けるなと思っていたので、警察の方にそう言ってもらえたのはありがたかったです。

あなたの通報が、誰かの命を救うかもしれない理由

先ほどはカップルの暴力沙汰のケンカで通報したお話をしましたが、騒音の理由はこれだけとは限りません。

例えば、親が子供に虐待をしていることもあります。

物を投げつけたり、蹴ったり、子供の体を壁に向けて投げ飛ばしたりしている可能性もあります。

そのため、僕が通報したときは「そのお部屋には誰が住んでいますか?お子さんはいますか?」「泣き声は聞こえますか?もし泣き声が聞こえるなら、それは異常な泣き声でしたか?」と聞かれたことがありました。

僕のケースではこれには該当しませんでしたが、場合によっては「騒音で困っている」という通報から、誰かの命を救うことにつながるケースもあるそうです。

そのため、自分が不快に思うかどうかだけでなく、心配になるかどうかで通報をしても良いと思っています。

実際に僕は、「普通に生活していて、こんなに生活音が鳴るなんてどう考えてもおかしいだろう…」と心配になるレベルの音量と頻度だったので、通報しました。
(以前その部屋に住んでいた人からは、一切騒音が聞こえませんでした)

もちろんむやみやたらと通報するのも、嫌がらせの通報もNGですので、常識の範囲内で通報することをおすすめします。

警察に通報しても騒音が治らなかったら?

この記事を読んでいるあなたは、もしかしたらすでに騒音によって心身ともに疲弊していて、次に何をすればいいかわからない状況になっているのかもしれません。

残念ながら、他の住民・管理会社・警察に相談しても騒音が止まらないことがあります。

実際に僕がそうでした。精一杯頑張ったのに、それだけでは状況が動きませんでした。

そこで初めて、「弁護士に相談し、民事調停をする」という選択をしました。

そして、このおかげで警察への通報が決して無駄ではないことがわかりました。

有料noteでは、当事者の記録として下記を事細かくまとめています。

  • 法律知識ゼロの僕が、弁護士にどう相談したか
  • 相談して初めてわかった現実
  • 民事調停の申請手順
  • 慰謝料獲得に至った決定的な一言(弁護士からのアドバイス)
  • 当日の流れと雰囲気
  • 民事調停の後日談

「もう次の段階に進むしかないかもしれない」

そう感じている方だけ、判断材料として読んでみてください🔻

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